横審すでに6人は横綱稀勢の里に賛成の意向 守屋委員長「反対はしないと思う」

白鵬を破り、土俵上で仁王立ちの稀勢の里と土俵下で満面の笑みを浮かべる横審の守屋委員長(左端)=両国国技館(撮影・出月俊成)
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 「大相撲初場所・千秋楽」(22日、両国国技館)

 14日目に優勝を決めていた大関稀勢の里が白鵬を破り14勝1敗としたことを受け、横綱審議委員会(横審)の守屋秀繁委員長は、23日に行われる横審の会合でも稀勢の里の横綱昇進に反対者は出ないだろうとの見解を示した。

 14日目、千秋楽と国技館で観戦している際に、他の横審委員からの訪問を受けたという。「昨日に3人、今日が2人」と名前は明かさなかったものの、委員長自身を含めて6人が、少なくとも白鵬に勝てば文句なしで賛成という意見だったという。

 守屋委員長は「こんなに(これまでと)違っちゃうものなんですね。(千秋楽は)重視しなくてもいいと昨日は言いましたが、(白鵬に)勝ったら大きいものですね。(横審各委員とも)反対はしないと思います」と現段階の所感を述べた。

 2場所連続優勝でない稀勢の里の横綱昇進を横審として推薦するには、出席委員の3分の2の賛成が必要になる。現在の横審委員は11人だが、守屋委員長によると1人が欠席の予定だという。出席者が10人とするなら7人以上の賛成で稀勢の里が横綱に推薦される。守屋委員長が言う6人が賛成の意向、という状況の通りならば、スムーズに結論が出る可能性が高い。

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