横審・守屋委員長「品格の面で尊敬される大横綱に」 稀勢横綱昇進に賛成の意向

 「大相撲初場所・千秋楽」(22日、両国国技館)

 14日目に初優勝を決めた大関稀勢の里(30)=田子ノ浦=が横綱白鵬(31)=宮城野=をすくい投げで破って14勝1敗とし、初の天皇賜杯を手にした。取組後には、審判部が八角理事長(元横綱北勝海)に横綱昇進を審議する臨時理事会の招集を要請。23日の横綱審議委員会(横審)の推挙を経て、25日の春場所番付編成会議と理事会で正式に1998年の三代目若乃花以来、19年ぶりに日本出身横綱が誕生する。

 23日の横綱審議委員会(横審)で八角理事長からの諮問を受ける守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は館内で千秋楽の結びの一番を見守った後で、「今場所の成績を見ると、2場所連続優勝またはそれに準ずる成績に合致しているかなと思います。品格という面において尊敬されるような大横綱になっていただきたいと願っております」ともろ手を挙げて賛成の意向を示した。

 14日目、千秋楽を国技館で観戦している際に他の横審委員からの訪問を受けたという。「昨日に3人、今日が2人」と名前は明かさなかったものの、委員長自身を含めて6人が少なくとも白鵬に勝てば文句なしで賛成という意見だったという。 現在の横審委員は11人だが、守屋委員長によると1人が欠席の予定だという。出席者が10人とするなら7人以上の賛成で、横綱に推薦される。

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