水谷5回戦進出 しかし第1ゲーム落とし“ヒヤリ”「気持ちが緩んでいた」
「卓球・全日本選手権」(19日、東京体育館)
シングルス4回戦に上位シード勢が登場し、女子でリオデジャネイロ五輪団体銅メダルの伊藤美誠(16)=スターツ、16年女子W杯覇者の平野美宇(16)=エリートアカデミー=は、ともにストレート勝ちし、大会史上最年少優勝へ好発進した。4連覇を目指す石川佳純(23)=全農=は逆転勝ちし、5回戦に進出。男子では、単独で史上最多9度目の優勝を目指す水谷隼(27)=ビーコン・ラボ=が勝ち進み、世界ジュニア選手権2冠の張本智和(13)=エリートアカデミー=は敗退した。
水谷は第1ゲームを落とし、ヒヤリとさせられた。「気持ちが緩んでいて、だいぶやばかった」。そこからは本来の実力を発揮し、4ゲームを連取した。9度目の頂点に向けて「あした(5回戦)からは、みんな代表クラスが相手。受け身にならず、自分から挑んでいく。勝つというより、負けられないプライドがある」と気炎を上げた。





