【伊藤と一問一答】(沙羅に)勝っているのは食欲ぐらいですね
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子」(14日、宮の森ジャンプ競技場)
個人総合2位につける伊藤有希(22)=土屋ホーム=が1回目に95メートル、2回目に最長不倒の96メートルを飛び、合計254・3点で、個人戦出場77試合目にしてW杯初優勝を飾った。伊藤との一問一答は次の通り。
-地元北海道での優勝。
「スタート台から声援がすごく聞こえて、パワーになった。地元で初優勝できてうれしい」
-女子にW杯ができた初年度(11-12年シーズン)から参戦してきた。
「最初は代表に選ばれず、日本で見ていたし、ポイントが取れなかったり、失格した時もあった。いろんな経験があっての優勝。社会人4年目なので、少しは会社に恩返しできたかな?」
-葛西監督には何と伝えるか。
「(男子のW杯中で)まだ寝ていると思うので、起きたころにお礼の連絡をしたいと思う」
-葛西監督デザインの流星ヘルメットは力になったか。
「もちろんです」
-高梨選手と比べて足りないもの、勝っているものは。
「足りないものしかない。長年世界のトップで戦っているし、教えてもらうことがたくさん。勝っているのは食欲ぐらいですね(笑)」