早大、復路で失速3位…ルーキー太田が誤算
「箱根駅伝・復路」(3日、神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)
往路ではトップと33秒差の2位につけた早大は3位に終わった。
6年ぶりの総合優勝を狙った早大だったが、復路では東洋大に抜かれ3位。相楽豊監督(36)は「すべてうまく回らなかった」と、頭をかいた。
勝負どころをものにできなかった。7区でエース格の井戸浩貴(4年)が6区で2分以上に広げられた差を再び1分21秒差まで詰め、追い上げムードを作ったが、8区で期待のルーキー太田智樹(1年)が区間14位と失速。「大誤算だった」(相楽監督)と、挽回する力は残っていなかった。
6年ぶりにトップ3に返り咲き、名門復活への足がかりは作ったが、王者の壁は厚い。指揮官は「何を足せば勝てるのか。青学の選手は注目される中でも力を出してくる。勝ち慣れ、レース慣れ、厳しいメンバー争い。いろんな要素がある」と、現状の力の差を痛感しているようだった。





