神鋼リーグV消滅 平尾さんのため…日本選手権の出場権がかかる3位以内守り抜く

 後半、神鋼のTB林がトライを決める
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 「ラグビー・トップリーグ、神戸製鋼15-33ヤマハ発動機」(18日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸製鋼は15-33でヤマハ発動機に敗れて3敗目(9勝)を喫し、リーグ制覇の可能性が消滅した。開幕から12連勝で首位を守ったヤマハ発動機は、同じく無敗で2位のサントリーと24日に対戦する。パナソニックはリコーを45-17で下して10勝目(2敗)を挙げた。

 敵のパワーだけでなくBK陣にもかき回され、自軍は持ち味を出せなかった。わずかに残っていた逆転優勝の可能性が消滅。神戸製鋼のジム・マッケイ・ヘッドコーチは「キックからのカウンターという強みを消された。大一番で勝つには何かだけがよくても勝てない」と振り返った。

 同スタジアムでは「さようなら、ミスターラグビー」と題して10月に53歳で死去した平尾誠二GMの遺品が追悼展示されている。後半24分にチーム初トライを決めたのは、平尾GMの同大の後輩でルーキーのCTB林真太郎(23)だ。

 これで3試合連続先発出場、2試合連続トライと躍進する林は「毎試合勉強することがたくさんある」と必死に高みを目指している。13季ぶりの優勝は果たせなかったが、大先輩が築いた名門の誇りは、日本選手権の出場権がかかる3位以内で守り抜く。

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