川内優輝 魂の激走から一夜明け「奇跡が起こった感じがする」福岡国際マラソン

 福岡国際マラソンで2時間9分11秒で日本人トップの3位に入り、世界選手権代表入りへ大きく前進した公務員ランナーの川内優輝(29)=埼玉県庁=が5日、福岡市内で一夜明けの取材に応じた。

 右足ふくらはぎ、左足首を痛めた満身創痍の状態ながら、魂の走りで、世界選手権銀メダリストのツェガエ(エチオピア)、前世界記録保持者のマカウ(ケニア)に次ぐ堂々の3位。家族から欠場も勧められる中での激走を「奇跡が起こったような感じがします」と、笑顔で振り返った。

 この日の朝の練習は休んだが、幸い足に大きな異常はなく「腫れてはいるけど、悪化はしてない」と、安堵。今後は海外レースなどでタイムを狙っていく方針で「自己ベスト(2時間8分14秒)も狙いながら、勝負の部分でも力をつけていきたい」と、見据えた。

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