鶴竜26日にも優勝 横綱対決で苦手の白鵬撃破、7場所ぶり賜杯へ「いつも通りに」

 「大相撲九州場所・13日目」(25日、福岡国際センター)

 7場所ぶりの賜杯へ、鶴竜がグッと近づいた。過去5勝39敗とほとんど通じなかった白鵬との横綱対決。立ち合い、左前みつを狙ったが、取れないと見るや、下から押し上げ、2本差して一気に前へ。大事な一番を技で制した。

 「立ち合いがよかった。前まわしを取って頭をつけようとしたけど、離れた形になった。今、自分ができる相撲に集中した」

 初日から10連勝。11日目に稀勢の里に不覚を取ったが、集中力を切らさなかった。「しっかり、いつも通りにやるように気をつけた。特別な思いを持たずに」。強いメンタルで賜杯レースを引っ張った。

 14日目の相手は、綱とりが消滅したとはいえ、難敵の豪栄道。一番前で日馬富士が負け、結びで自らが勝てば昨年秋場所以来3度目の優勝が決まる。「そういうことを意識せず、目の前の一番一番に集中したい。気持ちがぶれないことが大切」。無心でVゴールへ飛び込む。

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