隠岐の海 快挙ならず 「あしたが大事」歴史的記録逃すも次戦を見据える

 「大相撲秋場所・7日目」(17日、両国国技館)

 かど番の大関豪栄道が隠岐の海との全勝対決を豪快な上手出し投げで制し、単独トップに立った。隠岐の海は1敗に後退した。

 隠岐の海は横綱大関陣の最後の砦(とりで)に快進撃を止められ、昭和以降初の快挙を逃した。豪栄道の鋭い踏み込みを土俵際でこらえて回り込んだが、最後は上手出し投げで土俵の外に追いやられた。

 支度部屋に戻ると「(これが)相撲ですね」とポツリ。「内容どうこうより、あしたが大事。勝ち負けはあるんだから、また頑張ってやるだけ。今日の内容はどうでもいい。勝てない人に勝つこともあるんだし」と、自分に言い聞かせるように話した。

 記録は逃したとはいえまだ1敗だ。上位陣との対戦はこれで終了。残り8日間へ向けて「自分なりにしっかりやるだけです」と、マイペースを強調した。

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