ケンブリッジ飛鳥 山県、飯塚との勝負に意欲、9秒台で有終の美も

 リオ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得したケンブリッジ飛鳥(23)=ドーム=が15日、都内で行われたイベントに出席し、今季の残り2レースで一つは勝負重視、もう一つは記録重視で臨むプランを明かした。

 ケンブリッジは22日に開幕する全日本実業団(大阪・ヤンマースタジアム長居)と10月の国体(岩手・北上総合運動公園北上陸上競技場)に出場予定。全日本実業団は100メートルと200メートルにエントリーしているが「気持ち良く勝って終わりたい」とリオ五輪でリレーを組んだ山県亮太(セイコーホールディングス)や飯塚翔太(ミズノ)らとの勝負に重点を置くという。

 一方、国体では「タイムをしっかり狙いたい。9秒台はずっと狙っている。今シーズンで出して終われたら良い」と記録重視で挑むつもりだ。

 来季以降は「100と200で代表になれる力をつけたい」とも。今季は100メートルで日本選手権に優勝し、リオ五輪出場。リレーのアンカーと100メートルが主戦場だったが、もともと得意にしていたのは200メートル。9秒台と19秒台の大台突入も「もちろん両方いきたい」と意気込んだ。

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