桐生、山県、ケンブリッジ 宇宙型一体感で9秒台だ

 リオデジャネイロ五輪に出場する陸上日本代表の選手団33人(一部種目を除く)が1日、成田空港発の航空機で合宿地の米ニュージャージー州へ向けて出発。搭乗前の会見で、男子100メートル代表の桐生祥秀(東洋大)、山県亮太(セイコーホールディングス)、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)らが、改めて意気込みなどを語った。

 五輪での個人的な目標を問われた3人は、まるで口裏を合わせたように「予選をきっちり通過して準決勝へ進む。準決では9秒台を出さないと決勝に進むことは難しいので、そこで自己ベスト(の9秒台)を出す」と答えた。

 息の合い方は身につけるアイテムでも伺わせた。山県とケンブリッジの年長2人が左腕に全く同型同色のGPS機能付き腕時計を着けて登場すると、20歳の桐生は羨望(せんぼう)のまなざしを向け、「そうか、それ空港(免税店)にあるかな」と時計の秒針のように宇宙からの波動による一体感を求めた。

 個人記録と3人には男子400メートル・リレーでのメダル獲得にも期待が集まる。12年ロンドンに次ぐ2度目の五輪出場山県は「日本の短距離界は層が厚いと思う。リレーは楽しみ。日本記録を目標に表彰台を目指したい」と語った。

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