白鵬、脱落3敗“遅め”不成立で集中力切れた?

 「大相撲名古屋場所・12日目」(21日、愛知県体育館)

 綱とりの大関稀勢の里が正代を突き出して2敗を守った。横綱日馬富士も魁聖を上手出し投げで退けて2敗をキープしたが、横綱白鵬は大関照ノ富士に敗れて3敗に後退。13日目は稀勢の里と日馬富士の2敗同士が直接対決する。

 横綱白鵬は痛恨の3敗目を喫し、優勝争いから一歩後退。今場所での通算1000勝到達も逃し、支度部屋では厳しい表情で大きくため息をついた。

 1度目の立ち合いで左四つに組み合ったが、呼吸が合わなかったとして行司が止め、不成立でやり直し。場内が騒然とする中、2度目は右足から踏み込んだが前ミツを取られ、なすすべもなく土俵の外に運ばれた。

 9日目の勢戦で右足親指を痛めており「右足を引いた時に痛みが出る」と立ち合いの踏み込みを説明した。

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