桐生 手応えの10秒17 世界の強豪と中盤まで互角「持ち味を伸ばしたい」

 「陸上・ジュライ記念」(18日、ハンガリー)

 男子の100メートルでリオデジャネイロ五輪代表の桐生祥秀(20)=東洋大=は追い風1・9メートルの条件下、10秒17で6位だった。アカニ・シンビネ(南アフリカ)が9秒89で勝ち、元世界記録保持者のアサファ・パウエル(ジャマイカ)が9秒92で2位だった。

 桐生は「いいレース。中盤までは張り合えた」と好感触を口にした。出場8選手中5人が9秒台の記録を持つ、ハイレベルなレース。スタート直後の頭を下げた姿勢から徐々に上体を起こし、スピードに乗った。スタートが成功すれば、中盤までの加速では世界でも互角に渡り合える感覚は得た。リオ五輪を見据え「得意な中盤という持ち味を伸ばしていきたい」と楽しそうに笑った。

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