ドーピング内部告発を選手に奨励 陸連のコー会長「絶好の機会」

 【ロンドン共同】国際陸連のコー会長は7日、ロシアの組織的なドーピングを内部告発した女子中距離のユーリア・ステパノワに個人資格で国際大会出場を認めた問題を踏まえ、今後も薬物撲滅へ選手にドーピングに関する内部告発を奨励する方針を明らかにした。「今が絶好の機会。歴史的な瞬間だ」と述べた。AP通信が報じた。

 国際陸連は6月の理事会でチームとしてロシアのリオデジャネイロ五輪参加を禁じる処分を決定。一方でロシア国外を拠点に活動し、ドーピングで潔白を証明できることを条件に個人資格での大会参加を認めた。

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