「卓球女子Ｗ杯」（３０日開幕、ゼビオアリーナ仙台）

　弘法も筆の誤り！？公開練習が２９日、会場の仙台市ゼビオアリーナ仙台であり、福原愛（２６）＝ＡＮＡ＝が１時間、入念に調整した。途中、山なりボールに強打を狙うも、なんと豪快に空振り。そのまま腰から崩れ落ち、愛ちゃんスマイルでごまかす、ちゃめっ気も披露した。

　１０歳まで仙台市で育った福原にとって、親戚や小学校の友人も応援に駆けつける地元戦。「のびのびと自分らしいプレーを心がけたい」と平常心を誓った。

　Ｗ杯は２００５年の３位が最高で、今回はそれ以上を狙う。最新の世界ランクでも自己最高の４位に浮上し、絶好調。この日午前中は地元の小学校を慰問し、児童からミサンガを贈られた。「ラケットケースにつけてパワーに代えたい」と、感謝の気持ちを勝利で表すつもりだ。

　日本からは石川佳純（２２）＝全農＝も出場。ともにリオデジャネイロ五輪の代表候補に内定しており、今大会での活躍に期待も膨らむ。２人は世界ランク上位でシードがあり、第２日の３１日から登場する。