シンクロ・安部“男らしく”女王打倒だ

 世界選手権(7月開幕、ロシア・カザニ)で正式種目となるシンクロナイズドスイミング混合デュエットの日本代表が18日、都内で練習を公開した。男子の安部篤史(トゥリトネス水泳部)は、足立夢実(国士舘シンクロク)と臨む初の海外大会、スペインオープン(26日開幕)に短髪、ノーメークで挑むことになった。

 5月のジャパンオープンでは、伸ばしていた髪をゼラチンで固め、人生初メークを施したが、不評だった。今回はベリーショートに刈り込み、「ここまで短いのは初めて」と照れた。もっとも、花牟礼コーチは「修行僧みたいで男らしい」と合格点をつけた。

 他国の情報も続々と耳に届いた。スペインは、12年に引退した北京五輪2種目銀メダルのヘマ・メングアルが混合デュエットで現役復帰。2児の母となった38歳が、19歳の男子選手とのペアで日本の前に立ちはだかる。

 「(他国は)きっとすごいんだろうと思うけど、自分に余裕がないので」と安部。ライバルよりも、まずは自身の演技に集中する。

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