「ラグビー・トップリーグ、サントリー１６-１２ヤマハ」（２９日、秩父宮）

　サントリーがヤマハ発動機を１６－１２で破り第２ステージの初戦を勝利で飾った。サントリーは前半１１分に日本代表ＣＴＢ松島幸太朗が約６０メートルを独走、この試合唯一のトライを決めて逆転すると、その後はヤマハの追撃を粘り強いディフェンスでしのいで逃げ切った。

　前半１１分、自陣でパスを受けた松島は最初のステップで守備網を突破するとトップギアに加速。最後はヤマハのＦＢ五郎丸を振り切り、約６０メートルの独走トライを決めた。今季からサントリーに加入して、これがトップリーグでは初トライ。「全員で攻める意識がいい方向にいった。初トライ？やっとですね」と静かにほほ笑んだ。２５日に日本代表の欧州遠征から帰国したばかりだが、「勝つことでチームが勢いに乗れれば」と、リーグ制覇へ強い意欲をうかがわせた。