真鍋ジャパン4連勝!初の世界一に王手

 「バレーボール女子ワールドGP・決勝リーグ第4日、日本3-0ベルギー」(23日、有明コロシアム)

 世界ランク3位の日本は同22位のベルギーに3‐0で快勝し、4連勝で勝ち点12として初の2位以内が決まった。首位の日本は24日の最終戦で2位ブラジルに勝つか、負けても2セットを奪って勝ち点1を加えれば優勝が確定。1977年のW杯以来、37年ぶりとなる世界大会での優勝に王手をかけた。

 久々の頂点が見えた。出番の少なかった江畑がチーム最多の11点を挙げるなど、チーム一丸でベルギーに快勝。決勝リーグ無傷の4連勝で、初優勝に王手をかけた。

 他国の結果により、銀メダル以上を確定させて臨んだ試合だったが、慢心はなかった。12年ロンドン五輪、13年グランドチャンピオンズ杯の銅メダルに続く世界大会連続メダルも、選手たちの目標はあくまで世界一だ。

 予選リーグは4勝5敗と苦しんだ。もっとも、試合を重ねるごとに今季から取り入れている1人の選手が複数のポジションをこなす新戦術「ハイブリッド6」が真価を発揮。昨季、不振に苦しんだ江畑が「去年のストレスは今日、発散した。明日勝って金メダルが欲しい」と完全復活を宣言すれば、主将の木村も「私たちが目指しているのは、もう1つ上の金メダル。チーム力で勝ちにいきたい」と拳を握った。

 最終日は、ロンドン五輪で金メダルに輝き、世界ランク1位のブラジルとの決戦だ。2セット以上奪えば優勝が決まる。五輪、世界選手権、W杯の3大大会よりも格下とはいえ、77年W杯以来となる世界大会の金メダルを視界にとらえた。“東洋の魔女”完全復活へ、大きな弾みをつける。

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