白井2連覇!床で「シライ」成功させる

 「体操全日本種目別選手権・最終日」(6日、千葉ポートアリーナ)

 男子床運動で13年世界選手権金メダリストの白井健三(17)=岸根高=が16・100点をマークし、2連覇を達成。2大会連続の世界選手権代表に決定した。また、試合後には来年4月から日体大に進学する意向を明かした。あん馬で優勝した亀山耕平(25)=徳洲会、団体戦での貢献度が考慮された田中佑典(24)=コナミ=が代表入り。個人総合ですでに内定していた内村航平(コナミ)らを含め、世界選手権代表男女6人ずつが決定した。

 17歳の世界王者が、ここ一番で勝負強さを発揮した。3週間前に右足首を捻挫。痛みを抱える中での演技だったが、次々と着地を決め、最後は自身の名が付く「シライ(後方伸身宙返り4回ひねり)」で締めくくった。

 終盤にラインオーバーがあったため、演技後は悔しそうな表情を見せたが、減点をものともせず、派遣標準得点の16・000点を軽々とクリア。「上から目線になっちゃうかもしれないけど、意外と評価してもらえた」と、得意げに笑った。

 父勝晃さんによると、捻挫した当初は歩くこともできず、全治6週間の診断だったが、驚異的な回復で間に合わせたという。10月の世界選手権では初めて団体戦に参加。種目別床では連覇の期待も懸かる。「チームに迷惑をかけないように、自分の演技を出したい」と意気込んだ。

 試合後には、来年4月からの日体大進学を表明。父勝晃さん、2人の兄も通い、絶対王者・内村航平も4年間を過ごした名門で、その才能に磨きをかけていく。

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