パナソニック12連勝で2季ぶり決勝進出

 「ラグビー・トップリーグ・プレーオフ準決勝、パナソニック55‐15東芝」(1日、秩父宮)

 準決勝1試合を行い、第2ステージA組首位のパナソニックが、4位の東芝を55‐15で下して、2季ぶりに決勝に進出した。パナソニックはSOベリック・バーンズ(27)の的確なゲームメークで主導権をつかみ8トライを奪う猛攻で東芝を圧倒した。3季ぶりの優勝を目指すパナソニックは、2日のサントリー‐神戸製鋼の勝者と、9日に秩父宮で対戦する。

 第2ステージを7戦全勝でトップ通過したパナソニックの勢いは本物だ。前半3分、ナンバー8のホラニ龍コリニアシの先制トライが口火となった。前半3トライ、後半5トライの計8トライを奪って東芝を圧倒。会心の試合内容に中嶋監督は、「選手たちが泥くさく、ボールに対してどん欲に戦ってくれた」と、納得の表情で勝因を分析した。

 昨年12月22日の対戦では、14‐12と2点差で辛勝。トライ数では1対2と劣勢だった。この日は、敵陣でのプレーを優先するゲームプランを立て、バーンズの的確なキックで試合を優位に進めた。強烈なタックルで東芝のアタックを封じ、相手のミスにつけ込んでターンオーバーから着実に得点を重ねた。

 昨年9月に第1ステージでキヤノンに18‐22で不覚を取ったものの、軌道修正を図って1分けの後、12連勝と無敗街道を突っ走っている。原動力となっているバーンズは、「チームのみんなとしっかりコミュニケーションが取れている。ボクのここ数年のキャリアで、一番楽しくプレーができている」と笑顔で充実ぶりを強調した。

 3季ぶりの頂点まであとひとつ。フッカーの堀江主将は「次に向けて、しっかりいい準備をして勝つだけ」と、タイトル奪還を信じて疑わない。

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