筑波大4強 日本代表・福岡が2トライ
「全国大学ラグビー選手権、筑波大36‐11流通経済大」(22日、秩父宮)
2次リーグ最終戦8試合が行われ、B組の筑波大(関東対抗戦3位)は流通経大(関東リーグ戦3位)に36‐11で快勝。3連勝で同組首位となり、3年連続で4強に進出した。PGで先制されたが、SO山沢拓也(1年・深谷)のトライで逆転。さらに日本代表WTB福岡堅樹(2年・福岡)の2トライなどで突き放した。来年1月2日に国立競技場で行われる準決勝は、早大‐筑波大、帝京大‐慶大の組み合わせになった。4強を関東対抗戦勢で占めるのは6年ぶり。
ここ一番でエースが躍動した。前半30分、左タッチライン際でパスを受けた福岡は、トップスピードに乗るとタックルを次々に振り切ってトライ。さらに後半35分には再び左サイドを駆け抜け、決定的なトライを奪った。「ボールを継続すれば確実に取り切れる。きょうはウイングとしてチームに貢献できたと思う」と胸を張った。
対抗戦では不本意な結果に終わったが、BKメンバーが固定されて本来の姿を取り戻した。古川拓生監督は「チームの精度が上がってきて、能力の高い選手が得点を挙げることが出来た」と手応えをつかんでいる。
準決勝の相手・早大は日本代表FB藤田慶和(2年)を擁する。福岡は「いい流れで当たれますね」と、ジャパン同士のマッチアップに意欲を見せた。





