白井、万能化で「東京のエースになる」

 ベルギーのアントワープで開催された体操の世界選手権に出場した日本代表が8日、成田空港に帰国し、都内のホテルでメダリスト会見が行われた。男子種目別床で史上最年少の金メダル、そして床、跳馬で新技「シライ」を成功させた白井健三(17)=岸根高=は、個人総合4連覇を成し遂げた絶対王者・内村航平(24)=コナミ=のような“オールラウンダー”への挑戦に意欲を示した。2020年東京五輪では、体操ニッポンをけん引するエースとなるべく、“万能化”に取り組む。

 驚異のひねり技で、海外の関係者から“ワンダーツイスター”の異名がついた17歳に、エースとなるための試練が始まる。胸に輝く金メダルが、白井にさらなる自覚を促す。「オールラウンダーにならないといけないと思います。『東京』のエースになるために」。床と跳馬のスペシャリストだけでは終わらない。絶対王者・内村の隣で、力強く将来のエース継承を誓った。

 個人総合は、今年の全日本選手権では53位に終わってNHK杯へ進めず、高校総体と全日本ジュニアではともに3位。得点源の床、跳馬以外では、日本代表レベルにまだ届かない。今後は床、跳馬のレベルアップとともに、残る4種目の強化も図る。本格的な個人総合挑戦は大学入学後だが、「来年は高校生らしく6種目やりたい」と力を込めた。

 期待が大きいからこそ、周囲の要求も大きくなる。内村は「今は床は輝いているけど、他をやっている時はどこにいるか分からない。特に、あん馬とつり輪は目に見えて下手」と辛口の評価。「これから、リオ、東京と五輪があるけど、それまで毎年、世界選手権の代表に入るように」と次代のエースに注文した。

 白井の次戦は12月の豊田国際が有力。その前に、11日からは学校の中間テストが始まる。「勉強してないし、駄目です。でも、(金メダルの)言い訳があるから大丈夫」とあどけない笑みを浮べた。しばし、普通の高校生に戻った後、未来を切り開くための戦いに挑んでいく。

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