7月24日から17日間の真夏の祭典に

 国際オリンピック委員会(IOC)は7日、ブエノスアイレスで総会を開き、2020年夏季五輪の開催都市に東京を選んだ。IOC委員の投票でイスタンブール、マドリードを大差で破り、1964年の第18回大会以来となる開催を決めた。

 東京五輪は中央区晴海に建設される選手村から8キロ圏内に85%の競技会場を配置し、コンパクトな計画が特長。会期は7月24日から8月9日までの17日間で、パラリンピックは8月25日から9月6日に開催される。会場は64年大会で使われた施設を活用する「ヘリテッジ(遺産)ゾーン」と、新設の競技場が多い臨海部の「東京ベイゾーン」に分かれる。

 五輪スタジアムは64年のメーン会場だった国立競技場を、8万人収容の開閉式屋根を備えた全天候型に改築し、19年3月の完成を目指す。開閉会式と陸上、サッカー、ラグビー7人制に加え、マラソンは同競技場を発着し、皇居や銀座などを巡って浅草で折り返す。国立代々木競技場はハンドボール、東京体育館は卓球会場となり、日本武道館で柔道を実施する。

 臨海部には2万人収容の五輪水泳センターが新設される。バスケットボールとバドミントンを行う夢の島ユースプラザや、バレーボール会場となる有明アリーナも誕生する。

 選手村は陸上トラックやプールなどを設置し、車両は電気自動車などを使い、環境にも配慮。宿泊棟は大会後、改装して分譲や賃貸で住宅として利用される。

 東日本大震災からの復興五輪として宮城スタジアムでサッカー1次リーグを予定するほか、聖火リレーは東北を縦断する。

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