乗っ込み最盛期!!

 【My リポート・内山静、森田昌宏】山梨県・西湖

 乗っ込み最盛期!!大型ヘラ続々

 湖畔を彩っていた桜の花がGWに向かって散り始める頃から、富士五湖・西湖(さいこ)のヘラブナの乗っ込みは盛期を迎える。

 冬季は禁漁で、解禁はお隣の精進湖より1カ月も遅い4月1日。海抜は約900メートルと同等だが水深があり、水温はカミソリと形容されるほど厳しく、水質も透明度11・5メートルと際立っている。当然、乗っ込みも気温と水温の上昇待ち、となるわけ。今年は3月から高気温の日が多かったせいか、動きが早いようだ。

 舟宿の記録帳を見ると3日、根場のユース下の舟釣りで33~38センチが13匹。翌日には同所で41センチを含むオール尺上が11匹。前者は竿19尺、グルテンセットの天々。後者は同じエサで竿13と18尺の底釣り。

 前週、われわれの試釣(舟)の結果は、2人で25~35センチを9匹。貧果に見えるが、強風のため竿を振れたのは朝方の数時間。場所はユース下の大岩寄りで、タナは18尺竿での天々。エサはダンゴ、グルテンにウドン。波さえ立たなければ20匹ペースだった。

 釣果も右肩上がり

 今後、釣果は右肩上がりになることは確実だ。昨年5月の主な記録(竿頭)を見ても明らか。2日に52匹、6日に33匹、9日に46匹。場所は前浜の藻場、溶岩地帯での藻頭(ずら)藻穴などだが、17日の浅草へら鮒会の例会ではドカ~ンと60匹。沖ブナイのロープで竿20尺、両ダンゴの天々だったそうだ。

 近年注目されている陸(おか)釣りも、期待通りの展開になりそう。現時点では昨年暮れ放流(1トン)の新ベラが中心のようだが、例年月末に向かって地ベラが増えていく。ポイントは鵜の木の鼻から津原にかけての浅場。光岩と根場のレストハウス寄りも実績がある。

 地元の人にこの時季の鉄則をあげてもらうと「舟陸、浅深場を問わず、底藻のある場所を選ぶこと。開始前に大型のハリを何本かつけて藻の新芽が掛かってくるか試した方がいい」。

 ちなみに西湖のヘラはダイナミックで、10匹を超すと腕がおかしくなってくる。なお、前浜の東電施設への舟留めは、禁止になったので注意。

 〈ガイド〉入漁料=600円、舟代2500円▽問い合わせ=漁協TEL0555・82・3456。

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