山本由伸が4回2失点で先発の役割果たす まさかの4長打浴びるも最少失点で切り抜ける 三回のピンチも連続三振で脱出
「WBC・準々決勝、侍ジャパン-ベネズエラ代表」(14日、マイアミ)
侍ジャパンの山本由伸投手が先発マウンドに上がり、4回2失点で降板。4長打を浴びる異常事態だったが、初回、二回と最少失点で切り抜け、三回のピンチは連続三振で脱出した。しっかりと試合を作り先発の役割を果たした。
初回、先頭のアクーニャにはカウント1ボールから真ん中のフォーシームを右中間スタンドに運ばれた。ベネズエラファンは大盛り上がりとなり、球場が異様な雰囲気に包まれた中、マウンドで打球の行方を見つめた山本。それでもしっかりと切り替え、次打者のガルシアをガルシアを三飛に打ち取って最初のアウトを奪った。続くアラエスには8球粘られたが遊飛に打ち取った。最後はスアレスを三ゴロに打ち取り、最少失点にとどめた。
直後に大谷の先頭打者弾で試合を振り出しに戻してもらった山本。だが二回は連続二塁打であっさりと勝ち越し点を奪われてしまった。なおも無死一、二塁のピンチで何とか2死までこぎつけ、最後はアクーニャを二ゴロに打ち取って1失点で脱出した。
そして三回、ブルペンでは高橋、隅田らが準備を始めた。先頭のガルシアに甘いツーシームを左中間にはじき返され、フェンス直撃の二塁打を許した。序盤で4本の長打を浴びる異例の展開となり、続くアラエスは二ゴロに打ち取る間に走者は三塁へ。ここでトーレスは低めのスプリットで空振り三振に斬ると雄たけびをあげた。続くトーバーも低めのスプリットで空振り三振に仕留めた。
すると打線が奮起。佐藤輝の同点適時二塁打、森下の3ランで一気に試合をひっくり返した。ベンチで笑みを浮かべながら見守っていた右腕は直後の四回、本来のリズムを取り戻して三者凡退。侍ジャパンに流れを引き寄せてマウンドを降りた。
山本は今大会、開幕戦の台湾戦で先発マウンドに上がり、三回途中を無失点に抑えた。マイアミ入りしてからブルペンで調整した右腕。「体調もすごくいいし、フォーム自体もどんどん良くなっている。より自信を持って、マウンドに上がれると思う」と語っていた。
