侍ジャパン・坂本 誠也から助言&牧バットで練習 ドミニカVSベネズエラ視察 連覇へ準備万端
阪神の坂本誠志郎捕手(32)が11日(日本時間12日)、米マイアミで行われた自主練習に参加した。WBCでは7日の1次リーグ・韓国戦(東京ド)に出場し、2打数無安打。守備での貢献は大きいだけに、この日は打撃でも活躍しようと米大リーグ、カブスの鈴木誠也外野手(31)やDeNAの牧秀悟内野手(27)らとコミュニケーションを図った。夜にはローンデポ・パークでドミニカ共和国とベネズエラの一戦を有言実行で視察。虎の正捕手が連覇へ、後悔のない準備を進めている。
日本とは違い、気温が30度近くまで達したマイアミで元気いっぱいに汗を流した。坂本が13時間以上のフライトから11時間後、自主練習に参加。時差ぼけ解消の狙いもあるとみられるが、準々決勝を3日後に控える中で貴重な時間を無駄にはしなかった。
打撃練習中、ふと言葉を交わしたのは鈴木だった。自らの打撃を進化させるため、メジャーリーガーから助言を仰ぐ。続けてリフレッシュの意味合いもあるだろうが、牧のバットを手にフリー打撃を行った。試打をした後には「長いよね!?」と疑問をぶつける。「長くしたっす」との回答に、「だよね。重いよね」と興味津々だった。
過去にも他の選手のバットを試しに使い、きっかけを得た選手が何人もいる。深い意味はないかもしれないが、バットで貢献したいという思いも持っているはずだ。7日の韓国戦で先発出場して2打席に立ち、ともに空振り三振。試合後には珍しく取材に応じることなく、悔しそうな表情で引き揚げていた。
泣いても笑っても今大会は最大で3試合。必ず出番はやってくる。「勝てばいい」と何度も口にしてきたが、もちろん自らも勝利に貢献したい。その思いは夜の行動にも表れた。長時間フライトに異国での生活と疲労感もあるはずだが、ドミニカ共和国とベネズエラの一戦を視察。佐藤輝、森下と一緒に三塁側バックネット裏から熱視線を送った。本塁打には自然と立ち上がり、球場の熱気も肌で感じた。
準々決勝のベネズエラ戦は山本の先発が有力で、捕手はオリックス時代の相棒でもある若月が任されることになりそうだが、途中出場は十分に考えられる。準決勝に進めばドミニカ共和国と対戦する可能性もある。「行けそうなら行ってみたい」と話していたが、目標とする連覇へ、有言実行の偵察となった。
12日は決戦の地となるローンデポ・パークで練習が行われる。スタンドで五感を研ぎ澄ませて体感したことを、試合で生かさなければならない。目標は連覇だけ。マイアミでの激闘の日々が始まった。
