侍ジャパン・鈴木誠也 5階席へ特大弾 3打席目で自身侍1号「本戦に向けて最後に一本が出たのはよかった」NEWお茶点てポーズ披露
「WBC東京プール presented by ディップ 強化試合、侍ジャパン5-4阪神」(3日、京セラドーム大阪)
侍ジャパンの鈴木誠也外野手(31)が3日、京セラドームで阪神との強化試合に2試合連続「3番・中堅」で出場し、初回に特大の先制ソロを放った。前回大会は直前のケガで出場を辞退し、リベンジの思いは人一倍強い。同学年の大谷と打線を引っ張り、侍ジャパンを世界一に導く。
打球が高々と舞い上がる。鈴木は満面の笑みでダイヤモンドを駆け回った。風のない京セラドームで白球は伸び続け、左翼の5階席へ。この日最初の“NEWお茶ポーズ”を披露しながらホームベースを丁寧に踏みしめた。日本代表として出場3打席目で豪快な自身侍1号を放り込んだ。
「まさかあそこまで飛んでるとは思わなかった。しっかり自分のスイングができた。本戦に向けて最後に一本が出たのはよかったかな」
初回2死で迎えた第1打席。カウント2-1から伊藤将の141キロ直球を完璧に捉えた。打球速度178・3キロ、飛距離130・8メートルの特大の一発。バットに当たった瞬間から球場内がどよめきと大歓声に包まれた。これにはベンチも大盛り上がり。チームと自身に勢いを付ける先制ソロとなった。
六回1死三塁では三ゴロの間に三走が生還し、2打点目。2日のオリックス戦では「3番・中堅」で先発出場し、2打数無安打。ここまでの試合内容を振り返り「2試合しか強化試合がない。とにかく試合に出てたくさん球を見て守備について、本戦に向けてしっかり準備できればいいなと思っていたので、すごくいい2試合ができた」と充実の表情を浮かべた。
24日に日本入りし、翌日のバンテリンドームでの非公開練習から侍ジャパンに合流した。同28日の壮行試合前に行われたフリー打撃では、23スイングで左翼への5階席弾を含む11本の柵越えを記録。昨季カブスで32本塁打を記録したスラッガーが、この日も試合で状態の良さを見せつけた。
ただ、最優先はチームの勝利。「僕で決めようとかせず、後ろにつないでいい形でみんなでカバーできればいい形になる」と本戦に向けて“つなぎ役”としても躍動することを誓った。「ジャパンのユニホームは特別。一日一日を大切にかみしめて、ジャパンのために頑張りたい」。日の丸を背負い快音を響かせる。
