侍・森下 WBC先発アピール弾“ラストチャンス”で「すごくいい打撃」誠也にも吉田にも負けん ホームランウイング?「どっちも価値は1点」
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026名古屋、侍ジャパン7-3中日」(28日、バンテリンドーム)
野球日本代表「侍ジャパン」が28日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026名古屋、侍ジャパン-中日」に臨み、7-3で勝利した。侍ジャパン・森下翔太外野手(25)は同点の二回先頭から左越えソロをマーク。バンテリンドームで今年から新設されたホームランウイングへの、記念すべき初アーチとなった。前日の佐藤輝に続く一発となり、虎侍が躍動した2試合となった。
力強いスイングから放たれた打球は、昨年よりも最大で6メートル狭くなった球場のフェンスを越えた。森下が歴史に名を刻む、ホームランウイング1号。「あそこまで入るとはあんまり思わなかったですけど、すごくいい打撃ができました」。井端監督がキーマンの一人に挙げる男が、ベンチ前でガッツポーズした。
1-1の二回無死。1ボールから大野の131キロの変化球を捉えた。打球速度161・4キロの弾丸ライナーは、今季から新設されたウイング席に着弾。27日は佐藤輝と佐々木がスタンドまで飛ばしており、記念すべき初アーチとなった。牧との“中大アベック弾”にもなったが、先輩からは「テラスを使った」とチクリ。「ホームランはホームランなんで。どっちも価値は1点。全然負けてない」と言い返した。
この日はアピールの“ラストチャンス”とも言える一戦。3月2日、3日の強化試合(京セラ)からはメジャー組が出場する。外野は左翼にレッドソックスの吉田、中堅にカブスの鈴木、右翼に近藤の布陣が有力。フリー打撃ではMLB組の実力を目の当たりにした。「現時点では劣っていると感じますけど、自分の中でできると思うこともある。もっともっと上を目指していきたい」。代打になるのか、先発起用を奪い取るのか。無限大の可能性を秘めている。
井端ジャパンには23年のアジアチャンピオンシップから選出。練習試合を含め、ここまで76打数28安打、打率・368、6本塁打、21打点と活躍し続けてきた。井端監督からは宮崎合宿の疲れ、ドームの人工芝による張りを考慮されながら「いいホームランが出たと思う」と評価された。
チームとしても連勝で京セラドームへと乗り込んでいく。本戦までは残り2試合。近日中にもブルージェイズの岡本とホワイトソックスの村上、ドジャースの山本が合流予定だ。1次リーグ初戦の台湾戦(東京ド)まで1週間を切った。「自分の役割を全うして、『いけ』と言われた時に、いつでもいけるような準備をしていく。気を引き締めて、けがなくやっていきたい」。大舞台での勝負強さは天性のもの。井端チルドレンが侍ジャパンのジョーカーとなる。
◆森下過去の侍アーチ 23年11月12日のアジアプロ野球チャンピオンシップ(CS)宮崎合宿での練習試合広島戦で、プロ入り後の代表初戦で1号を放った。同16日のアジアCS本大会初戦台湾戦では、七回に値千金の先制ソロ。24年11月10日の強化試合チェコ戦では、代表戦で初めて4番で起用され、初回に左中間へ先制2ラン。同年11月のプレミア12では4番に定着。15日韓国戦で七回に2ランを放ち、勝利に貢献した。
