山本由伸が２番手で力投「すごく気持ちも高ぶりましたし、集中して投げられました」２失点に「そこは悔しい」
「ＷＢＣ準決勝、日本代表６－５メキシコ代表」（２０日、マイアミ）
勝利のために懸命にバトンをつないだ。２番手で登板した山本由伸投手は、３回１／３を投げて２失点。劇的サヨナラ勝利に「本当に最高の気分です」と笑顔で語った。
３点ビハインドの五回からマウンドに上がった右腕。「いつもと全然違う雰囲気の中でプレーできたので、すごく気持ちも高ぶりましたし、集中して投げられました」。力強い直球とキレ味鋭い変化球でメキシコ打線に追加点を与えなかった。
ただ、吉田の３ランで追いついた直後の八回に３連打を浴び、勝ち越しを許した場面で降板。「同点に追いついてもらった後に追加点を取られてしまったので、そこは悔しいです」と反省しつつ「勝ててよかった」と安堵（あんど）の表情を浮かべた。
今大会は２試合に登板した山本。「野球人生の中で最高の経験だなと思います」とかみしめるように話し、「チームの雰囲気は最高ですし、絶対に勝ちたい」と世界一への熱い思いを語った。
