オリックス・山本 右腕を突き動かすのは根底にある野球愛 強打者との対戦が「喜び」

 「オリックス7-2ソフトバンク」(6日、京セラドーム大阪)

 今季初登板のオリックス・山本由伸投手(24)が、好調ソフトバンク打線を寄せ付けずに1勝目をマークした。そんな絶対的エースの根底にあるのは、野球が大好きという思い。都城高時代から寮をのぞけば、素振りやシャドーピッチング。プロに入っても、同僚との食事では野球の話題が大半を占める。

 自身のシーズン開幕戦。当然、緊張はある。ただ、どんな感情よりも楽しみが上回るのが強みだ。お立ち台の第一声も「楽しみにしていました」。WBCでも大谷やダルビッシュら一流選手との共闘に、ワクワクが止まらなかった。

 「楽しかったし、達成感もあったし、いい経験ができた。いい打者と対戦できる。それは選手として“喜び”ですね」

 強打者と対戦できることを「喜び」と表現した。この日も近藤や栗原、柳田ら日本の一流打者と対峙(たいじ)。「ふんっ」や「おりゃ」と自然に声が出た。

 味方が打てばベンチで跳び上がり、少年のように笑っていた。WBCで得たのは、世界一のエネルギー。「また頑張らないとな」。純粋で素直で愚直。山本の野球への愛が、多くの感情を突き動かし、成長させている。(デイリースポーツ・今西大翔)

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