侍・大谷弾で全勝突破 自信の看板にぶち当て「いい景色」 準々決勝相手はイタリア

 1回、先制3ランを放ちタッチを交わす大谷(撮影・堀内翔)
 1回、右越えに先制3ランを放つ大谷
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 「カーネクスト 2023 WBC1次ラウンド 東京プール、日本代表7-1オーストラリア代表」(12日、東京ドーム)

 「カーネクスト2023 WBC1次リーグ東京プール」が12日、東京ドームで行われ、B組の野球日本代表「侍ジャパン」はオーストラリアに7-1で勝ち、4戦全勝での1位通過を決めた。「3番・DH」で出場した大谷翔平投手(28)が初回、右中間席上部の広告看板を直撃する特大3ラン。自身WBC初本塁打は衝撃の一撃となった。日本は16日の準々決勝(東京ドーム)で、A組2位のイタリアと米マイアミで行われる準決勝進出を懸けて戦う。

 渾身の力で振り抜いた。時がピタリと止まり、打球の行方を見届けた大谷はゆっくりと駆け出す。「子どもの頃からずっと夢見ていた。久々にいい打球が打てて、いい景色でした」。待ち焦がれた1号は、自身の看板に直撃する衝撃3ラン。破壊力抜群のGO砲だ。

 初回から歓喜の世界へ導いた。「ほとんどの確率で走者がいる場面で回してもらえる」と、この日も無死一、二塁で打席へ。祈るスタンドを背に、2球目だった。高めに浮いた113キロのカーブをフルスイングで捉えると、超満員のスタンドは揺れた。放たれた打球が大きな放物線を描き、待望のWBC初アーチとなった。

 だが、ただの本塁打ではない。すさまじい勢いで伸びた白球が向かったのは、右中間席上空でほほえんでいた自身の看板。「失敗の数だけ成功できる」のキャッチコピー、「セールスフォース」にぶち当てる推定136メートルの3ランで勢いをつけた。二回には申告敬遠に大ブーイング。四回には満塁でストレートの四球を選ぶなど別格の存在感を見せた。

 仲間と過ごす、かけがえのない時間に笑顔は尽きない。苦しむ村上が「最低限」と犠飛や進塁打を放つと、大谷が「ナイス。そういうの大事だよ」と真っ先に声をかける。11日のチェコ戦で待望の初安打を放った4番には、ベンチで“記念球”を手渡すサプライズ。だが「本物じゃなくてダミーでした」と、村上に笑顔を戻した。

 さらに同郷出身の後輩でもある佐々木朗の快投には、「まあまあやるやん」とねぎらいの言葉。誰よりも勝利を渇望し、全身で喜びを表現してきた。この日の試合前円陣で盛り上げ役を全うする牧を、優しい笑みで見つめ、自身の本塁打では“本家”とデスターシャでも競演。大谷ならではのやり方でベンチを明るく照らし、チームは無傷の4連勝で1次リーグ突破を決めた。

 世界一奪還への道のりはまだ、半ば。大谷の“要求”で日に日に増す大声援に対しては、「まぁまぁでした」とちゃめっ気たっぷりに笑った。ナインだけではなく、ファンもワンチームとなってまずは16日の準々決勝・イタリア戦へ。「まだまだ気合を入れて、優勝目指して頑張ります」。負けられない戦いを乗り越えた先に、かなえたい夢がある。

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