佐々木朗希から強烈死球も「野球だから起こるよ」山川がチェコ選手とのやり取り明かす「素晴らしいですよね」

 4回、佐々木朗希の投球を脚に受け倒れるエスカラ(撮影・吉澤敬太)
 4回、死球を受けたチェコのエスカラ(右)に話しかける山川
 4回、死球を受けたエスカラ(撮影・堀内翔)
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 「カーネクスト 2023 WBC1次ラウンド 東京プール、日本代表10-2チェコ代表」(11日、東京ドーム)

 佐々木朗希投手が四回、チェコ代表・エスカラの左膝に死球。平均球速160キロオーバーの剛速球が、左膝を直撃し、「ドゴッ」と衝撃音を残した。

 その場に仰向けに倒れ込むと、ベンチの大谷も思わず頭を抱え、顔をしかめるほどの衝撃。三塁ベンチから関係者が飛び出し、佐々木も心配そうに見つめた。

 それでもエスカラは起き上がり、一塁へ向かって歩き出す。その直後、一塁ベースを超えて右翼線付近までダッシュを見せた。この姿に東京ドームのスタンドから大きな拍手が降り注いだ。

 一塁塁上では山川が帽子をとって謝罪。その後、佐々木も降板する際にエスカラに帽子をとって頭を下げていた。

 この時のやりとりについて山川が試合後、「すいませんって言って。僕が英語喋れないので、聞き取り的には『野球だから起こるよ』と言われて、ごめんね、と」と、明かした。相手がダッシュをして切り替えようとする姿に、「素晴らしいですよね。そういうところ。真剣勝負だから起こることもありますけど、怒り表現も出ることもありますけど、僕はスポーツは紳士的にクリーンにやるべきだと基本的には思ってるので。ああいう姿というのはいいと思いましたね」と、振り返った。

 試合後もチェコ代表は帽子を取って日本選手を祝福。真剣勝負の中でも、爽やかさを残すチームだった。

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