「カーネクスト侍ジャパンシリーズ２０２３、日本代表－中日」（３日、バンテリンドーム）

　野球日本代表「侍ジャパン」メンバーで、米大リーグ・カージナルスから選出されたラーズ・ヌートバー外野手（２５）がトップチームに合流。チームメートともに練習をこなした。

　ヌートバーは「最高です。胸にジャパンの文字があり、誇りに思っていますし、チームメートもすごく歓迎してくれて、最高の気持ちです」と笑み。チームの粋な計らいで、用意された歓迎Ｔシャツについては感動したようで、「初めて見て、たっちゃんＴシャツ着てて嬉しかったし、大谷選手とも仲良く会話させてもらった」とうなずいた。

　この日はチームが準備したヌートバー歓迎Ｔシャツを着用した。Ｔシャツにはミドルネームの「タツジ」からの愛称、「たっちゃん」の文字。日米国旗をバットでつないで心温まるイラスト付き。ミーティングで佐々木朗が着ていたのを最初は理解できなかったというが、意味が分かり「びっくりした」という。

　ダルビッシュ、山川、首脳陣も着用し、チーム一丸。ヌートバーもダルビッシュと通訳なしで談笑するなど、リラックスした雰囲気も漂わせた。

　２１年にメジャーに初昇格すると昨季は１０８試合に出場。打率・２２８、１４本塁打、４０打点と結果を残した。強肩を生かし、外野全ポジションを守ることが魅力でもあるが、ＷＢＣ本大会では中堅か右翼の起用になりそうだ。

　チームメートからはすでにミドルネームの「タツジ」から「タッちゃん」と呼ばれてもいるという。ライバル国を倒すためにも、ヌートバーの力は必須。いよいよ母の出身地でもある日本でベールを脱ぐ。