阪神・上本が病院直行、右ほお裂傷

6回日本無死、坂本勇人の左飛を捕ろうとした伊藤隼太(上)が上本博紀と激突=京セラドーム大阪(撮影・西岡 正)
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 阪神の上本博紀内野手が26日、京セラドームで行われた侍ジャパンとの強化試合で、六回表の守備中に飛球を追って左翼・伊藤隼と交錯し、負傷交代するアクシデントが起こった。

 この回先頭の1番・坂本の打ち上げた打球は、遊撃と左翼の中間へ。全力で前進してきた伊藤隼と、打球を追って背走してきた上本が、正面からぶつかった。

 2選手とも転倒。打球は伊藤隼が捕球していたが、上本はその場から起き上がれずすぐに担架が搬入された。上本は頭部の右側をタオルで覆われた状態で、担架で運び出された。三塁側から一塁ベンチ裏へ運ばれる際には周囲から「頭を動かすな!」といった緊迫した声が交わされた。

 上本は試合途中に病院へ直行。久慈内野守備走塁コーチは、「(右側の)ほおを切っている」と話し、右目下あたりに裂傷を負ったもよう。検査結果など詳細は明らかになっていない。

 上本はキャンプ中から好調を維持し、練習試合、オープン戦で好成績を収めていただけに、開幕へ向けての状態が懸念される。

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