阿部、WBC3連覇で五輪野球復活を

 巨人・阿部慎之助捕手(33)が12月31日、主将に指名されているWBC日本代表の最終目標として、五輪での野球競技復活を掲げた。「一番の目標はWBCをなんとか盛り上げて、東京オリンピックのときに(野球が)復活してほしいなと」。WBC3連覇を達成し、2020年東京五輪の実現、そして野球復活への機運を高めるつもりだ。

 ロンドン五輪に沸いた2012年。大会後にメダリストたちが銀座でパレードする映像を見て、華やかさの陰に寂しさを抱いた。「パレードに野球選手がいないのがすごく残念だった」。自分自身、五輪に育ててもらった思いがある。だから一層、気持ちが沈んだ。

 中大4年時の00年、シドニー五輪で日の丸を背負った。巨人入団後も08年に北京五輪を経験。国の代表として世界と戦う重圧、勝つ喜びと苦しみを糧に強打者として成長してきた。「WBCと国を背負っていくのは同じだけど、また別の大会。もっと国際舞台を若い子に体験させてあげたいし、それがあったから自分がいる」。WBC3連覇を実現し、その熱気を野球界の未来へとつなげたい‐。熱い思いを胸に、阿部が負けられない戦いに挑む。

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