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徳島・吉田嵩 高い頂き目指し一歩ずつ

 18歳のルーキー・吉田嵩は徳島からNPBを目指す(提供・高田博史)
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 【徳島・吉田 嵩投手】

 「嵩(しゅう)という名前は珍しいね」と聞いた。

 「結構『たかし』って読み間違いされますね。呼びやすいっちゃあ、呼びやすいんですけど」

 吉田嵩は5人兄弟の末っ子だ。全員が野球経験者、3歳上の4男・圭志も愛媛で内野手としてプレーする。

 高校最後の夏となった昨年、甲子園のマウンドを踏んでいる。卒業後の進路の第1希望はNPB入りだった。だが、指名のない現実に戸惑う。大学進学と独立リーグ入りの狭間で揺れるなか、アイランドリーグ入りを強く勧めたのは次男・尚平さんだった。

 「アイランドリーグだったら、1年でプロ指名もあるし」

 昨年11月、高知で開催されたトライアウトリーグに挑戦し、徳島入団のきっかけをつかんだ。

 実はソフトボールチームに入団していた小学6年生当時、地元・島原で行われたアイランドリーグ公式戦、長崎セインツの試合を見に行ったことがある。

 「スタンドで見ていました。内野手の人にサインをもらったのは覚えてますね。2番目のお兄ちゃんの知り合いか何かで」

 まさか7年後、同じ場所で自分がプレーしているとは夢にも思わなかった。

 いま、牛田成樹コーチ(元DeNA)からプロとしての心構えを学んでいる。

 「『マウンドにお金が落ちている』というのもそうだし、中継ぎだったら『先頭打者に四球は絶対にない』。初球にストライクを獲るためにブルペンで準備して行く。あとはウイニングショットの精度とか。ワンバンするぐらいのスプリットを。それもやっぱりブルペンから準備して」

 16日、対香川前期7回戦(JAバンク徳島)に先発し、7回1失点と好投しながらも、打線の援護がなく敗れた。初勝利が遠い。

 「最近、序盤に点を獲られていたので。三回までしっかり打者に向かって行こうと思って投げたんですけど…」

 「嵩」の文字には「そびえ立つ高い山」という意味があるそうだ。焦ることはない。遠い頂きを目指すなら、一歩一歩ひたむきに登って行くしかないのだから。

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