柳田「できすぎ」豪快3安打4打点!

 「日米野球・第2戦、MLBオールスター4-8日本」(14日、東京ド)

 日本代表がMLBオールスターに8-4で勝ち、10年ぶりの2連勝を飾った。日本代表は柳田悠岐外野手(26)が3安打4打点に加え、1盗塁と躍動。打線は14安打8得点で打ち勝った。国内かメジャーかで進路が注目される金子千尋投手(31)は5回3失点だった。

 豪快なフルスイングでメジャー斬りを果たした。侍の切り込み隊長・柳田が、3安打4打点の大暴れ。2連勝に大きく貢献し「できすぎてラッキー。シーズン通り思い切ってやろうと思いました。うまくいきました」と満面の笑みを浮かべた。

 一度、勢いがつくと止まらない。まずは岩隈に襲いかかった。二回、1点を先制し、なお2死一、二塁。空振り三振に倒れた第1打席で「すげえなと思った」というフォークを狙い、中越えに2点三塁打。四回には直球を仕留め、勝ち越しの右前適時打を放った。

 八回にはソフトバンク時代の元同僚で「雲の上の存在」という和田と対戦し、ダメ押しの中越え二塁打も放った。「試合前にあいさつして、めっちゃ振ってるな、と言われていたので。あの打席はしっかり振ろうと思った」。偉大な先輩に、成長した姿を披露した。

 大会前、小久保監督が打線のキーマンとして挙げたのが柳田だった。「長打もあり、スチールもできる。50センチくらい離れた空振りをするけど、怖さがある」。シーズン中に、切り込み隊長に抜てきすることを決断。この夜は、期待通りの活躍だった。

 六回には二盗も成功させ、スピードでもメジャーを圧倒。柳田は「ホームランを打たないと。まだまだノーパワー。筋トレしとけば良かった」と謙遜したが、ファレル監督は「バットスイングが速い。足も速いし、アグレッシブに向かってくる」と絶賛。若さあふれる「YANAGITA」が、メジャー相手に強烈なインパクトを残した。

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