【5月12日・立大-明大】立大・田中、巧みな投球術…173センチ小柄左腕の真骨頂

 「東京六大学野球、立大4-3明大」(12日、神宮球場)

 元阪神スカウトで現在AbemaTV六大学野球中継の解説を担当している菊地敏幸氏は立大・田中誠也投手(3年・大阪桐蔭)の気迫のこもった投球に舌を巻いた。この日は先発し、3失点完投で今季5勝目。バットでも七回に逆転の口火となる二塁打を放つなど勝利に貢献した。

 同氏は「腕の長さをうまく使いながら、うまく自分のペースに巻き込みながら本来の投球に近いピッチングができていた」と左腕の巧みな投球術を評価している。

 ただ、「もう一つ球威にしろ変化球にしろ、もうワンランクほしいところ」と厳しい指摘も。173センチと小柄な左腕へ「もっともっと鍛錬して、プロのスカウトをうならせるような投球を今後も期待したい」とエールを送った。

 ◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。今年から「AbemaTV」で東京六大学野球リーグの解説を担当。

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