101回目の夏、あと一歩届かず…。各地方の決勝で涙を飲んだ準優勝校一覧

49代表が出揃った101回目の夏の甲子園。歓喜にわく球児の陰で、涙にくれる選手たちもいる。夢の聖地にあと一歩及ばなかった高校にエールを送る意味でも全49の準優勝校をお伝えしたい。(敬称略)

公開日:2019.7.31

大船渡敗れる 佐々木朗希は登板も出場もなし 花巻東が2年連続10回目夏の甲子園

 「高校野球岩手大会・決勝、花巻東12-2大船渡」(25日、岩手県営球場)
 大船渡が敗れ、35年ぶり2回目の夏の甲子園出場はならなかった。プロ注目のエース・佐々木朗希(3年)は先発せず、ベンチスタート。登板機会も打者としての出場もなかった。

大船渡敗れる 佐々木朗希は登板も出場もなし 花巻東が2年連続10回目夏の甲子園

【岩手】大船渡
 1920年に気仙農学校として開校した県立校。62年から現校名。春1回(84年4強)、夏1回出場。
【著名な出身者】小笠原満男(元サッカー日本代表)

小笠原満男

【北北海道】クラーク記念国際
 1992年に国内6番目の広域通信制高校として開校。校長はプロスキーヤーの三浦雄一郎。北海道本校である深川市のほか全国にキャンパスを構え、総生徒数は1万人以上。週5日通学の全日コースの他、1~5日通学コース、WEB学習コースがある。16年夏に創部3年目で初の甲子園出場を果たした。
【著名な出身者】市原隼人(俳優)、竹内智香(スノボ五輪銀)

【南北海道】札幌国際情報
 1995年開校の道立校。元プロ野球投手の有倉雅史が05年から監督を務める。96年4強以来の快進撃で初の決勝進出を果たしたが、奇しくも有倉の母校・北照に延長14回の末敗れた。
【著名な出身者】草刈愛美(サカナクション)、佐々木渉(初音ミク制作者)

市原隼人

【青森】聖愛
 女子校として1886年開校。2000年に共学化。甲子園には13年夏に初出場。選手全員が青森出身の「りんごっ子」と呼ばれた。女子バレー、女子バスケットも全国大会経験あり。
【著名な出身者】大内世莉香(バレー)、桜庭珠美(バスケット)

【秋田】明桜(めいおう)
 1953年開校。64年に「秋田経法大付属」に改称。2007年から現校名。春5回、夏9回出場。16年には野球部監督を公募して話題になった。
【著名な出身者】摂津正(ソフトバンク)

【山形】山形中央
 1946年開校の県立校。春2回、夏2回甲子園出場。
【著名な出身者】加藤条治(スピードスケート五輪銀)、石川直也(日本ハム)

摂津正

【宮城】東北
 1894年開校。春19回、夏22回の甲子園常連校。ゴルフ、バレー、サッカーなども全国的な強豪として知られており、中でもフィギュアスケートでは出身者が06年、14年、18年と3度の金メダルを獲得している。
【著名な出身者】佐々木主浩(元プロ野球)、ダルビッシュ有(MLBカブス)、荒川静香、羽生結弦(以上フィギュアスケート)、宮里藍(ゴルフ)

【福島】日大東北
 1951年創設。夏7回出場。
【著名な出身者】佐藤光浩(陸上400m五輪代表)、白鳥久美子(たんぽぽ)

(左から)羽生結弦、白鳥久美子

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