50年後の150回大会に集結だ!甲子園レジェンド・現役プロ野球選手編
今夏の甲子園100回大会はレジェンド選手たちが連日始球式を行う。現役のプロ野球選手は当然出られないが、その中から50年後に存命なら出てくるであろう“レジェンド有資格者”たちを集めてみた(敬称略)。
公開日:2018.7.29
【田中将大(駒大苫小牧)】87回(05年)優勝投手 翌年は決勝引き分け再試合の末、準優勝

前年の86回大会(04年)で北海道勢初の優勝を果たした駒大苫小牧の2年生エースとして87回大会に登場した田中は、チーム最多のイニングを投げ連覇に導いた。史上2校目の夏3連覇をかけた翌88回大会は決勝まで進んだが、早稲田実業と延長15回1―1で史上2度目の決勝戦引き分けとなり、翌日の再試合は3―4で敗れた。なお、田中は両試合ともリリーフ登板(3回途中と1回途中)で先発はしていない。甲子園戦歴と90年代最高視聴率を記録した88回決勝戦の立役者として【レジェン度SS】
【斎藤佑樹(早稲田実業)】88回大会(06年)決勝戦引き分け再試合 1人で投げ抜き優勝

田中将大擁する駒大苫小牧の夏3連覇挑戦が注目された88回大会(06年)。斎藤は、端整なルックスと丁寧にたたんだハンカチで汗を拭く“ハンカチ王子”と呼ばれたネタ投手と思いきや、顔に似合わぬ根性の力投で早実としては「大輔フィーバー」の荒木大輔時代以来26年ぶりの決勝進出を果たす。駒大苫小牧との決勝戦は延長15回引き分け、再試合も1人で投げ抜いて早実初の夏優勝を果たした。7試合登板、69イニング投球、球数948はいずれも1大会の史上最多。社会現象ともいえる大フィーバー巻き起こしたことも加味して【レジェン度SS】
【菊池雄星(花巻東)】91回大会(09年)154キロ魅せた剛球左腕

1年生で出場した89回(07年)は初戦敗退。センバツ準優勝の勢いに乗って挑んだ最後の夏、91回(09年)は、3回戦で自己最速の154キロを記録した。腰痛や背筋痛など満身創痍で勝ち進んだが準決勝で敗退した。国内12球団はもちろんメジャー8球団からも誘いがあるなど、ドラフト直前まで進路を騒がれたことも加味して【レジェン度A】
