「日本ハム４－１楽天」（３日、札幌ドーム）
　初めて５番で起用された１８歳が３打数１安打１四球。初めて味わう１軍での勝利の美酒に「もう（勝ちと負けでは）全然、気分が違いますね」と大喜びした。

　「スライダーでやられていたので、狙ってました」。カウント３－１からの５球目。低めのスライダーを強振。鋭い打球で一、二塁間を破った。前夜のプロ初安打から５打席ぶりの一打。

　プロ初得点も記録したが「自分はプレッシャーのない中、ヒットを打っただけ。後ろの人に感謝しかない」と謙虚だった。

　「日本ハム－ロッテ」（４日、札幌ドーム）
　日本ハムのドラフト１位・清宮幸太郎内野手（早実）が「５番・一塁」でフル出場し、３試合連続安打となる中前打を放った。

　「３点差でしたし、先頭から出たかったので。その気持ちだけでした」。ドラフト制後、高卒新人のデビュー戦から３試合連続安打は９９年・赤田（西武）、１５年・浅間（日本ハム）に次いで３人目となった。

　この日は１軍戦で初めて一塁の守備に就いた。中田が左翼に回る中、落ち着いて２度の守備機会をこなした。「今までずっと練習をしてきたので、自信をもってやりました」。

　「日本ハム６－４ロッテ」（５日、札幌ドーム）
　日本ハムのドラフト１位・清宮（早実）が全力疾走で一塁を駆け抜ける。「渋かったですけど、結果は結果なので」。中田に一発が飛び出した直後、有吉の変化球をしぶとく三遊間に運んだ。遊撃内野安打となり、４試合連続安打となった。

　「みなさんのおかげで勝てたので、それはすごい良かったです」