【高校野球特集2】歴史に残る名将たち(1)今大会の出場監督編
99回目を迎えた夏の高校野球甲子園大会。日本の夏をさらにアツくする球児たちのドラマを演出してきた名監督たちを集めてみた。(敬称略。高校名および所在地は当時のもの。記録は17年センバツ終了時点)
公開日:2017.8.9
猛追振り切り激戦区制す!大阪桐蔭3年ぶり9度目の出場
「高校野球大阪大会・決勝、大阪桐蔭10-8大冠」(30日、シティ信金スタジアム)
大阪桐蔭・西谷監督 九回の大冠の追い上げに「勝ち上がることの難しさを感じた」
3年ぶり9度目の甲子園出場を決めた大阪桐蔭・西谷浩一監督(47)がほっとした表情で試合を振り返った。
6点リードの九回にエース・徳山壮磨投手(3年)が大冠打線につかまって4点を失ったが、何とか逃げ切った。【西谷監督コメントなど全文はリンク先で】
鬼から仏に大変身!東海の名伯楽・阪口慶三(大垣日大:岐阜)
東邦(愛知)出場24回(春13夏11)25勝(春15夏10)89年春優勝
大垣日大(岐阜)出場6回(春3夏3)12勝(春8夏4)
1967年に母校・東邦の監督就任。77年の59回大会では“バンビ”坂本を擁して準優勝。88年春決勝で初出場初優勝を果たした宇和島東(愛媛)に敗れたが、敵将・上甲正典の“上甲スマイル”の下でのびのびプレーする選手たちを目の当たりにしたことで考えを改め、鬼の形相で熱血指導するスタイルを改めたという。翌89年春に初の甲子園優勝を果たした。
2004年に勇退、翌05年から大垣日大を率いる。希望枠で初出場した07年春に準優勝。同じ07年の夏、第89回大会に初出場して8強に進出した。通算25勝は蔦文也(池田)と並ぶ史上8位。
73歳。主な教え子に元巨人・山倉、元阪神・山田勝彦、元中日・山田喜久夫、同・朝倉(いずれも東邦)ら。大垣日大では現中日・阿知羅がいる。