智弁和歌山に脈々と受け継がれる高嶋イズム

 「全国高校野球選手権・決勝、智弁和歌山9-2智弁学園」(29日、甲子園球場)

 点差がつきましたが、そんな感じがしない、いい試合でした。智弁和歌山も智弁学園(奈良)もどっちも好きなチーム。「ジョックロック」が一塁側と三塁側から聞こえた時には首を振りながら聞き、同じ色のユニホームがグラウンドにいる光景を見た時には「うわぁ~」となりました。

 智弁学園の西村君は初回、ストレートが走っていませんでした。1年夏からずっと見てきて、今年の奈良大会も見ていたので、すぐに「球が行ってないな」と感じました。ただ4点を奪われた後、変化球主体の投球に変えて0点に抑えたのは、西村君と植垣君のバッテリーさすがだなと。

 優勝した智弁和歌山は打撃もそうですが、守備もむちゃくちゃよかったです。特に高嶋君と大西君の三遊間は何度もいいプレーを見せてくれました。

 高嶋君は守備のいいプレーを打撃につなげていましたね。2本適時打を打ちましたが、いずれも2死から。以前、高嶋前監督が講演会で「厳しい練習で耐えた選手は2死からやってくれる」と言っていたのを思い出しました。中谷監督が高嶋君に厳しく指導されていたのを見たことがあります。高嶋イズムが中谷監督、高嶋君に脈々と受け継がれているんですね。

◆かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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