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息子同士の縁を大切にする父たちの姿…これだって高校野球の魅力です

 春季近畿大会も始まりましたが、少し前に、京都大会の龍谷大平安と京都国際、そして乙訓と鳥羽の準決勝を見に行ったんです。そこで声を掛けてくださった方がいまして。智弁和歌山の細川凌平君のお父さんでした。

 息子さんは智弁和歌山なのに?という感じでしたが、細川君が中学時代に京都で所属していた東山レッドベアーズで、龍谷大平安の水谷祥平君が先輩だったそうで。「よくかわいがってもらってたので見に来たんですわ」とのことでした。

 そこで細川君の近況の話にもなったんですが「あいつら、めちゃめちゃ女子力高いですよ」と言われるんです。何のことかと思いますよね。まず「あいつら」というのは、細川君に加えて、同じ県外生で下宿先も同じ主将の黒川史陽君と、池田陽佑君のことでした。

 そして「女子力」ですが、その2人の先輩と仲良くさせてもらってる中で、この前はその3人でたこ焼きパーティーをしたらしくて。あとは最近流行りの「タピオカミルクティー」なんかも、業務用のスーパーでタピオカを買って、自分たちで作ったりもするとか。

 ご飯だけじゃなく、翌日が練習休みの時には小さいベッドで3人寄り添って、一緒に映画を見たりすることもあるらしくて(笑)「『万引き家族』が良かったわ」という細川君に、お父さんは「そんなんええから練習せえと言うたんです」と笑っておられました。

 細川君のお父さんとは以前にもお会いしていて思わぬ再会でしたが、その翌日のことです。京都大会の決勝を見に行くと、細川君と下宿先が同じ池田君のお父さんと、偶然お会いしたんです。

 またもや、なぜ智弁和歌山じゃないのに?という感じですよね。しかもすごく大きなカメラを持たれてたんですが、池田君が、京都大会で優勝した京都国際の中村泰河君と、京都ブラックスというチームで一緒にプレーしていて、今でも家族ぐるみの付き合いをしていることもあって応援に来たとのことで。

 結果的に京都国際も優勝して近畿大会に出場しましたが、奈良の智弁学園の山本奨人君も京都ブラックス出身らしくて、池田君のお父さんは「ブラックスで一緒にやってた3人が近畿大会に出られたらいいですね」と言われてたんです。その通りになって、しかも初戦の智弁対決で対戦もしてましたね。

 自分の子供じゃなくても、一緒にプレーした縁を大切にされてるのが素敵だなと感じて、私事ながら思い出したことが一つ。数年前に淡路の実家に帰った時、近所付き合いをしている僕のちょっと上のお姉ちゃんに「これ見てほしいねん」と見せられたのが、なんとその京都ブラックスのパンフレットでした。

 「私の弟がここの代表やってるんや」言うて。パンフレットには、進学先が智弁和歌山の池田、というのが書かれていて、その池田君のお父さんの話を聞いた時に自分のその昔話を思い出しました(笑)偶然も重なって不思議ではありますけど、野球を通じた貴重な縁を大切にしたいなと改めて感じました。

◆かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、41歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活躍後、現在はピン芸人。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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