緊張感ある試合制し、涙する明豊の元応援団長

 難波に天ぷら屋の「たろじろう」というお店があるんです。そのお店の方が明豊出身で、明豊が2回目の夏の甲子園に出た、04年の時の野球部OB4、5人で来られているところに会いました。

 明豊OBはやんちゃな人が多いらしく、アルプスで後輩を見かければビールで乾杯して盛り上がるのが恒例で。ただ今日は接戦だったので、みんなむっちゃ静かで誰も飲まないぐらいの緊張感でしたが、無事逃げ切って、試合後は南こうせつさんが歌われている校歌が流れてましたね。

 そんな中、その歌声をかき消すぐらい声を張り、涙を流していたのが当時の応援団長の蔵重智広さん。この方は、周りの人も「僕らが甲子園に来れたのもあいつのおかげ」と言われるぐらいの方で。

 何でも当時、蔵重さんはメンバーに入れないのに、一番にグラウンドに来て水をまいて固められたりしていたと。「俺は応援しかできひんのになんでお前ら練習サボんねん」と選手に怒るほど熱い方だったそうです。

 明豊は初戦で神奈川王者の横浜に、この日は神宮大会優勝の札幌大谷を下しました。次は近畿王者の龍谷大平安。蔵重さんたちは「ファンの人が明豊を強豪校の一校として頭の片隅に入れてくれるかもしれない。それがうれしい」と喜ばれてました。今の明豊はOBの誇りでもあります。

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 かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、41歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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