広島 床田&森下&坂倉のFA宣言残留認める 鈴木球団本部長「宣言をしたとしても残ればいい」 巨人、ロッテなど行使に備え調査も

 広島・鈴木清明球団本部長(72)が15日、広島市内の球団事務所で取材に応じ、今季初めて国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした床田寛樹投手(31)、森下暢仁投手(29)、坂倉将吾捕手(28)について、権利を行使した場合でも残留を認める方針を明かした。前日14日に坂倉と、この日は森下と言葉を交わした。3人とも大きな戦力だけに残留を熱望。今後はそれぞれの代理人に条件などを提示し、残留交渉を進めていく見通しだ。

 鈴木球団本部長はこの日、森下と話し合いの席を持ち、前日14日は球場を訪れた坂倉とテーブルについた。具体的な条件については今後、代理人と交渉するとした上で、「それはもちろん、残ってほしい」と、残留希望を伝えたと明かした。

 選手がFA権を行使しても、これまでと同様に残留を認める方針で「宣言をしたとしても残ればいい」と話した。選手は他球団との交渉後や獲得希望球団が現れなかった場合でも、カープに残ることが可能となる。以前はFA権を行使するということは、事実上の移籍前提であり、宣言残留を認めないという時期があった。時代や選手の変化に伴い、柔軟に臨む姿勢へと変化してきた。

 この日、鈴木球団本部長と話し合った森下は「まだ、はっきりと言えることは何もない」と話すにとどめた。条件面などは代理人に一任しており、今後の交渉日程についても明言しなかった。

 14日に鈴木球団本部長と席についた坂倉は「条件うんぬんの話はまだ。『残ってほしい』という話はされた」と明かした。今後については森下と同様に代理人を通じて決めていく。

 床田はスケジュールの都合が合わず話し合うことはなかった。これまでに「(現役で)長くやりたい」と伝えていると床田。近日中に代理人が交渉に臨む見通しだ。

 床田の権利行使に備え、巨人が獲得調査を進めている。23試合で8勝6敗、防御率2・76。投球回は143回1/3で、4年連続規定投球回に到達した左腕の実績、経験を高く評価。出来高を含め4年16億円超の大型契約を準備しているとされる。

 坂倉は打率・251、自己最多の74打点を記録した。FA宣言した場合、ロッテが獲得に向けて調査を進めることが分かっている。森下は7勝11敗、防御率3・60ながら、シーズン終盤は本来の輝きを取り戻し、安定感ある投球で試合をつくった。動向を注視している国内球団もある。

 3人はチームの中心選手。去就次第で来季の戦力は大きく異なる。3年連続Bクラスからの巻き返しへ、それぞれの選択に注目が集まる。

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