広島・杉田 今秋から本格挑戦の先発で5回無失点!「取り組んでいること出せた」 7月に支配下、1軍で中継ぎ5試合登板
「フェニックス・リーグ、DeNA2-0広島」(9日、天福球場)
広島・杉田健投手(25)が9日、みやざきフェニックス・リーグのDeNA戦で先発し、5回4安打無失点の好投でアピールした。今秋から本格的に先発に挑戦中。走者を背負いながらも要所を締める投球で、得点を許さなかった。3年目の今季、支配下登録を勝ち取った右腕が、先発ローテ争いに食い込んでいく。
3度目のピンチを空振り三振で切り抜けると、軽やかな足取りでマウンドを降りた。この秋から先発に本格挑戦している杉田が、5回無失点の快投でアピールに成功。「何球か直球で差し込んでファウルが取れた。取り組んでいることが出せた。良い兆しだと思います」と表情を緩ませた。
クレバーな投球術が光った。中継ぎ時に封印していたカーブを有効に使い、カウントを整えて打たせて取る投球を徹底。三者凡退は四回のみと毎回のように走者を背負ったが、「力を入れるべき時にしっかり入れる」と要所でギアを上げ、決定打を許さなかった。
7月に支配下選手へ昇格し、1軍では5試合全て中継ぎで登板し、防御率1・59をマーク。この秋からは先発調整へとかじを切った。フェニックスでのテーマは、スタミナ作り。登板2日前のブルペン投球に加え、まとまった球数を投げ込むブルペン入りが中6日の期間中にノルマとして課されている。この日は久しぶりの先発で61球での降板となったが、「徐々に(イニングを)伸ばせるように頑張ります」と先を見据えた。
高2軍監督は「彼の力だとあれぐらいは投げられる。思い切りの良さが一番いいところ。どんどん投げ込んでいってくれれば」と背中を押した。
理想の先発像は、「守備からリズムを作って、野手も僕も乗っていけるようなピッチングを目指したい」と杉田。宮崎で飛躍のきっかけをつかみ、来季の先発ローテ争いへと名乗りを上げる。
◆杉田 健(すぎた・たける)2001年8月28日生まれ、25歳。静岡県三島市出身。188センチ、83キロ。右投げ右打ち、投手。小学1年で野球を始める。日大三島高では2年春からベンチ入りし、3年時はエース。日大国際関係学部を経て、2023年度育成ドラフト1位で広島に入団。今年7月に支配下登録を結んだ。背番号50。1軍通算成績は5試合登板で0勝0敗、防御率1・59。
