広島期待の若手工藤に求められるのは?阪神・工藤のようになれるか 横山竜士氏「まずは直球の制球力を」
「阪神2-1広島」(6日、甲子園球場)
広島は新人の工藤泰己投手(23)が2度目の先発マウンドに上がったが、2回を投げて4安打2失点。四球も失点につながりベンチの期待にこたえられなかった。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏は赤木や菊地も含めた若手投手に「制球力を中心にまだまだレベルアップが必要」と語った。
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1点差ゲームではあったが、内容的には阪神と大きな力の差を感じざるを得なかった。坂倉の2安打だけで14三振を喫した打撃陣もそうだが、チャンスを与えられた若手投手たちにも同じことが言える。
先発した工藤は2回で4安打2失点。先のDeNA戦(9月28日。5回4安打2失点。牧、筒香から計3三振)で好投したように非常に魅力のある選手なのだが、制球力の精度をもう少し高めないと苦しい。
初回、近本に打たれた左線への二塁打も、佐藤輝に打たれた中前打も直球が甘く入ったもの。真ん中付近に投げれば、さすがに彼らは見逃してくれない。下位打線で始まった二回は、余分な四球が失点を招いたものだ。
力のある直球が工藤の武器ではあるが、その直球の制球力をもっと磨かないと変化球も生きてこない。速さよりも制球力。安定した投球フォームと“ここ”というリリースポイントを早く身につけてほしい。
阪神にも同じ工藤投手がいるが、この日の投球を見ても分かるように、球筋が安定していた。速い球を投げる上に制球力がいいから打たれない。単純な話だと思う。
ベンチは当然ながら1軍レベルの視点で投球内容を見ている。栗林や森浦らを抹消して若手にチャンスを与えているのだから。
八回に登板した菊地も2つの四球を出して自分の首を絞めていた。ファームでは抑えを任され結果を出している投手だけに期待は高いが、1軍ではまだまだレベルアップが必要だと感じた。
来年の戦力となり得るのかどうか。どのポジションが向いているのか。そのふるいにかける作業はもう始まっている。2番手で投げた赤木も2四球を出して制球に苦しんでいた。
何が足りなくて、どう補えばいいのか。周りに言われる前に、まずはそれを自分で理解したうえで、キャンプに臨むことが大事だ。
