まるで憑き物が落ちたかのよう アレ以来?元気が戻った広島カープ 安仁屋宗八氏「来年に期待したい」
「広島6-4阪神」(3日、マツダスタジアム)
広島が八回、中村奨の勝ち越し打と坂倉の追加点打で競り合いをものにした。中村奨は先制打を含む3安打、2打点と気を吐き、末包は三回に同点3ランの活躍。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「目の前での阪神の胴上げは絶対に阻止したかったのだろう。カープの意地を感じた」と語り、来季の巻き返しを期待した。
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試合後の新井監督の挨拶でファンへの“お詫び”の言葉があった。この一年間はチームの責任者として苦労してきたはずだ。来年へ向けては“生まれ変わります”と話していたが、その意気込みはもうこの日の試合から感じましたよ。
1番・中村奨、2番・勝田。このコンビが新しい未来を作ってくれるかもしれない。中村は先制打と決勝打を放つ3安打2打点。二回に放ったライト線への先制の二塁打は外角低め、ボール気味の変化球をバットの先に当てて運んでいったものだ。追い込まれながらもしぶとく食らいついた。
もともと内角球に強い選手ではあるが、こういう逆方向へも打てる打撃を身につけると、弱みとなる穴が減って数字が残せるようになるだろう。
八回1死三塁の時も2ストライクを取られていたが、何とか中前へ打ち返した。詰まってはいたが、しっかり振り切っていたからヒットになったね。
9月に再登録されてからは1割台(・181)だった打率が急上昇し、2割5分台にまで上がってきた。本塁打も4本打っている。残り3試合だが、今度こそ来年へつなげてほしい。
勝田はヒットこそなかったが、四球を2つ選び、苦手な送りバントもちゃんと決めていた。最近は内角球をさばけるようになり、走者を進める打撃ができるようになってきているためか、2番で起用されることが増えてきた。ただこの打順をこなすには小技も必要。秋のキャンプではもっともっと腕を磨くことだ。
三回に左翼へ大きな同点3ランを放った末包はそれ以外すべて三振。打ったのは甘い直球でまるで出会い頭のような一発だったが、彼の場合はそれでいいと思うね。三振かホームランで。
配球を読むなど細かいことは考えずに、来た球をコースに逆らわず打ち返すことだけを心掛ければいいんじゃないか。何しろ昨年は4番を打っていた男なんだから。
(指定薬物エトミデートを巡るトラブルに関して)球団が一定の“けじめ”をつけたが、このところチームは憑き物が落ちたかのように、元気に伸び伸びとプレーしているように見える。
(新井監督の続投発表も効果抜群)
やっと試合に集中できるようになってきたのかな。来年へ向けて楽しみな要素は増えてきてますよ。
