広島・床田 今季初完投8勝目!川口和久以来4年連続規定クリア 九回「最後なんで出し切ろう」最速149キロ

 「広島5-1中日」(1日、マツダスタジアム)

 広島・床田寛樹投手(31)が5安打1失点で今季初完投。チーム単独トップとなる8勝目を挙げ、規定投球回にも4年連続で到達した。チームに激震が襲った中、泰然自若の左腕エースが会心の投球で鯉党を喜ばせた。

 床田の投じた渾身(こんしん)の106球目が、石原のミットに突き刺さる。マウンド上で勝利のハイタッチを交わすのは今季初。「もっと(シーズンの)大事なところで(完投)しろよみたいな感じっすね」と苦笑いを浮かべつつ、「ファンもすごい盛り上げてくれた。思い切って投げられました」と充実の汗を拭った。

 規定投球回到達まであと8回2/3で迎えたこの試合。「とりあえず1人ずつ勝負していこう」と序盤から凡打の山を築いた。七回先頭の細川に25号ソロを浴びるも、味方打線の援護に守られて九回もマウンドへ上がった。

 「最後なんで出し切ろう」と、この日最速の149キロを計測するなどエンジン全開。最後は被弾した細川を直球勝負で空振り三振に仕留め、今季初完投をマーク。球団の左腕では1985年~94年まで10年連続で達成した川口和久以来となる、4年連続の規定投球回に到達した。

 自慢のバットでも本拠地を沸かせた。三回2死からチーム初安打となる左前打で出塁。七回にも左前打を放ち、今季の打率を・205まで上昇させた。お立ち台で「ホームラン打ちたかった…」と本音を漏らすと、場内は笑いに包まれた。

 8勝目はチーム単独トップ。3日がチームの本拠地最終戦となるため、この日が左腕にとっては今季の本拠地ラスト登板だった。「最終回の『頑張れ床田』はすごい力をもらいました。また応援よろしくお願いします!」とヒーローインタビューを締めくくった。左のエースとしての意地を確かに刻んだ106球だった。

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